2024/02/16 20:00

今回はスポーツサングラスによる「眼のケガの予防」について

 

「眼はケガをすると後遺障害なることが少なくない」

日本スポーツ振興センターが公表しているデータによると学校授業や部活動などでのスポーツ時に発生する障害(後遺症など)の発生件数では必ず部位別で毎年1位か2位に「眼」のケガが入ります。これは眼のケガをした場合、後遺障害となる確率が高いということを表しています。

外部からの何かしらの衝撃によって「視力の低下」「部分的な視野欠損」「瞳孔機能の低下」など深刻な眼の後遺障害が毎年発生しているわけです。大変怖いデータです。

「野球が最も危険性が高い」

各スポーツ別での眼の障害発生件数は9割が「球技」となり競技別では 

1位「野球」

2位「サッカー」

3位「バトミントン」

4位「テニス」

5位「ソフトボール」

と続きます。

1位の野球ですが発生件数全体の半分以上を占めるようですので最も危ないというのは明らかです。

野球はボールが重く固く小さいので面積あたりの圧力が高く角膜などの眼球の前面だけでなく網膜剝離など眼球の奥側への影響の危険性の高さからだと思われます。

私の経験ですと、

内野手での守備時にイレギュラーなバウンドボールが眼に直撃、

フライの捕球時にボールを見失いグローブから外れて眼にボールが直撃、

ライナー性のピッチャー返しでよけきれずに眼に直撃、

ファールボールがランナーコーチをしていた子の眼に直撃、

など様々な状況で眼にケガを負うことが確認しています。


まだまだグローブの扱い方が慣れていないゆえの直撃もあります。

またどうしても子供たちは集中力が続かないこともあり周りの状況を把握できずボールがあたってしまうこともあるように思います。


スポーツサングラスが子供に必要か?という意味では球技をする場合は眼のケガの防止や軽減のために使用した方が理想、そして野球をする場合は特に使用した方が良いということになります。

次回は適切なスポーツサングラスとは何か?について触れてみます。


製造販売・WEB運営者( 株インフレッジ 祖父江・千木良)
アメリカのスポーツサングラスブランド、NXTレンズメーカーにて累計20年ほどスポーツサングラス用のレンズの製造開発に従事。
現在はサングラスに関する製造及び企画、技術支援事業を運営しております。

SPECはスポーツをする子供たちの健康を守る活動をする「Be Going」の小野代表の発案の協同で生まれた製品です。

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